展覧会「蜷川実花展 with EiM：儚(はかな)くも煌(きら)めく境界 Where Humanity Meets Nature」が、青森の弘前れんが倉庫美術館にて、2024年4月6日(土)から9月1日(日)まで開催される。

蜷川実花とEiMの協働による大規模個展

写真を中心に、映画や映像から空間インスタレーションまで、幅広い創作を展開する蜷川実花。2022年からは、データサイエンティストの宮田裕章、セットデザイナーのEnzo、そしてクリエイティブディレクターの桑名功らとともに、クリエイティブチーム「EiM(エイム)」の活動も行っている。

展覧会「蜷川実花展 with EiM：儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」は、蜷川とEiMの協働による大規模な個展。移ろう時間や季節の境界を超えるインスタレーションを発表するとともに、弘前の桜をはじめとする日本各地で撮影した花々の写真など、初公開作品を含む蜷川の近作を展示する。

弘前の桜を撮影した新作写真

本展では、弘前の桜を撮影した新作写真を公開。弘前には、桜の名所として親しまれる弘前公園がある。蜷川は活動初期より花を重要なモチーフとしており、2022年からは、桜の開花に合わせて弘前を訪れ、継続的に撮影を行ってきた。数ある花のなかでも、短い間に姿を変える儚さを示す桜は、蜷川にとって特別な存在だという。弘前の桜を写した作品からも、変化してやまない桜の一瞬の姿にふれることができるだろう。

大型の新作インスタレーションなども

また、弘前れんが倉庫美術館でもっとも大きな吹き抜けの展示室では、生命感に満ちた咲き誇る花々と、枯れて散ってゆく花々を織り交ぜた大型作品《残照》と、映像が組み合わされた新作インスタレーションを展示。美と儚さ、一時性と永遠性といった、相反する要素が共存するように構成された作品は、鑑賞する角度によってその表情を大きく変えるものとなっている。

なお、本展は、弘前れんが倉庫美術館を含む⻘森県内の5つの美術館、アートセンターを中心に展開される「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」の一環として開催されるものだ。

展覧会概要

AOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」メイン企画
「蜷川実花展 with EiM：儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」
会期：2024年4月6日(土)〜9月1日(日)
会場：弘前れんが倉庫美術館
住所：⻘森県弘前市吉野町2-1
開館時間：9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日：火曜日(4月23日(火)・30日(火)、8月6日(火)は開館)
観覧料：一般 1,500円(1,400円)、大学生・専門学校生 1,000円(900円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※弘前市⺠は当日料金より500円引き(割引の併用不可)
※無料対象：弘前市内の留学生、満65歳以上の弘前市⺠、ひろさき多子家族応援パスポートの持参者、障がい者および付添者1名

【問い合わせ先】
弘前れんが倉庫美術館
TEL：0172-32-8950