「ナカハラソウ(nakahara-sou)」は東京・世田谷代田にあるレストランやバー&スタジオ、SOHOを備えた複合施設。企画・設計を担当したのは日本初の無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」や、街にありながら温泉地に来たような安らぎを感じられる新しいスタイルの温泉旅館「由縁別邸 代田」などを手掛けたUDS。

一階の「ソングブック(songbook)」は、日本橋・兜町のイノベーティブフレンチ「ネキ(Neki)」のシェフを務め、同店にてミシュランガイド東京ビブグルマンも獲得した西恭平による薪火レストラン。窯の中で燃える薪火と心地よい音楽と共に、薪火で調理した季節野菜や肉料理、ピザ職人“ピッツァイオーロ”が焼き上げるピッツァを、国内外から厳選したナチュラルワインと共に楽しめる。

地下に位置する「クオーター・ルーム(Quarter Room)」では、＜アートとカクテルの新たな融合＞をテーマに、クラシックなものから現代まで、さまざまなアート作品を再解釈し、メニューに落とし込み再現したカクテルを提供。また、ゲストアーティストを迎えてのアート展示も実施予定。バーの奥には、カクテルメニューの考案・開発や、ボトルドカクテルの製造ができるラボ(LABO)を併設しているほか、販売エリアとしてキオスク(KIOSK)もオープン予定となっている。

街とのつながりを重視したSOHOは全5室。屋上の開放感を最大限に生かした専用の屋上テラス付きのメゾネットなど、光や風の通りを意識した自由度の高い空間に仕上げている。