ユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)2014年春夏コレクションが、2013年10月17日(木)に発表された。
ショーが幕を開けると、スカーフを手にひらひらとはためかせながら、モデルがランウェイを闊歩。コーディネートにはシルバーという主張の強いカラーを使っていながらも、シックなライトグレーと合わせてワントーンにまとめることで、上品さを保ちつつ新鮮な印象を与えている。このシルバーは序盤で積極的に使われただけでなく、シューズやバッグなど多くのアイテムにも用いられ、モダンさをプラス。今季を語る上で鍵となるカラーとなった。
大胆でカラフルな柄使いも印象的だった。花柄、チェック、レオパードをはじめとした多種多様なテキスタイルを、一つのスタイルに凝縮。品格漂うアイテムに賑わいを持たせる。レースやレオパード、花柄などを継ぎはぎしたパッチワークのデザインも飛び出し、会場に強いインパクトを残した。
19歳でデビューし、50年以上にもわたりコレクションを発表し続けてきたユキ トリヰ。それでもなお、細部にまで新たな発見を含ませた。その服作りへの姿勢は、未だに衰えることを知らない。彼女はさらなる発見を求め、前進する。