タイムリープ・サイコ・ホラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー』が2021年12月10日(金)に全国公開される。監督はエドガー・ライト。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトの最新作。4年ぶりの新作では、監督が敬愛し、また、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!』など、過去の作品でも散りばめてきたホラージャンルに挑む。夢と恐怖が“シンクロ”するタイムリープ・サイコ・ホラーだ。
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。
夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは?
エロイーズ(トーマシン・マッケンジー)
ファッションデザイナーを夢見て、田舎町からロンドン・ソーホー地区の専門学校に入学するも、周りに馴染めず慣れない新生活を送る女性。『ジョジョ・ラビット』で脚光を集め、M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』にも出演する新鋭トーマシン・マッケンジーが務める。
サンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)
エロイーズが夢の中で出会う美しい女性。ネットフリックスオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデングローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞した最注目の若手女優アニャ・テイラー=ジョイが演じる。
監督は『ラストナイト・イン・ソーホー』について、「ロンドンの街を深夜に何度も歩き回って夢見たもの。自分が住んでいる現代のロンドンだけでなく、60年代のロンドンにも魅力を感じています。音楽やファッションだけでなく、当時のドラマやサイコ・ホラーというジャンルからもインスピレーションを得たました」とコメント。
また、タイトルにもなっているロンドンの街・ソーホーについては、「今作の重要な要素の一つ。私が愛し、時に恐れている場所であり、長年に渡って自分の作品に登場させたいと思っていた場所」と語った。
エドガー・ライト監督の強い思い入れを反映させた『ラストナイト・イン・ソーホー』。現在のロンドンと60年代のロンドン、愛すべき2つの時代を“ホラー”というジャンルでどう描いたのか、是非スクリーンでチェックしたい。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は、第78回ベネチア国際映画祭<アウト・オブ・コンペティション>部門に出品され、ワールドプレミア。その後、トロントでも上映され、「今年最高の音楽映画」「エドガー・ライトらしさを残しながらも全く新しい」「今後10年間で最高のロンドン映画」といった評価を得たという。