バフ・ストラウブ&ヘンスマン社<マーマン邸 レクリエーション・パヴィリオン(アーケーディア)> 1958年
photo:ジュリアス・シュルマン 1959年 ゲッティ・リサーチ・インスティテュート蔵
2013年3月20日(水・祝)から6月3日(月)まで、「カリフォルニア・デザイン 1930-1965-モダン・リヴィングの起源-」展が国立新美術館で開催される。
20世紀半ば、とりわけミッド・センチュリーと呼ばれた時代にカリフォルニアで展開されたモダン・デザインが本展のテーマ。戦後、アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げたカリフォルニアでは、急激な人口増加に伴い、住宅や生活空間への新たな需要が生まれ、新素材や技術を活用した独自のデザイン活動がおこなわれてきた。
左)カルロス・ディニーズ〈モナーク・ベイ・ホームズ ラグナ・ニゲル〉
1961年、ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵
右)リーバイ・ストラウス&カンパニー<トップス、パンツ>1955年頃、
リーバイ・ストラウス&カンパニー・アーカイヴス蔵
20世紀のデザイン史において重要な役割を果たしたにも関わらず、十分な検証がおこなわれてこなかった「カリフォルニア・モダン」。本展では家具やファッション、陶芸、グラフィック、建築写真、映像など約250点の作品を通して、その全貌に迫る。
注目は、チャールズ&レイ・イームズやR・M・シンドラーといった著名なデザイナーの作品。また当時のテレビCMやハリウッド映画に加え、本展の開催に先駆けて試みられた出品作家へのインタビューなど、貴重な映像の数々が展覧会に色を添えている。
【イベント詳細】
「カリフォルニア・デザイン 1930-1965-モダン・リヴィングの起源-」
会期:2013年3月20日(水・祝)~6月3日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
休館日:毎週火曜日ただし、4月30日(火)は開館
開館時間:10:00〜18:00、金曜日は20:00まで
*入場は閉館の30分前まで
観覧料金:当日 一般1,000円/大学生500円、前売り 一般800円/大学生300円、団体 一般800円/大学生300円
【問い合わせ先】
国立新美術館
TEL:03-5777-8600