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白井:最近ストリートテイストが気になる

[Alexandros] インタビュー|写真5

・白井さんは何か集めているものはありますか?

白井:集めているわけじゃないんですが…、ニューヨークへ行ってからスポーティーなアイテムに目がいくようになりました。今日はオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)のアウター。それまではモードっぽい恰好が好きだったのですが、今はストリートっぽいものが気になります。インナーはカルバン・クライン(Calvin Klein)、シューズはアディダス バイ ラフ・シモンズ(adidas by Raf Simons)です。

・どういったところでお買い物されるんですか?

白井:最近はバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK )とかエストネーション(ESTNATION)とか、セレクトショップで買い物することが多いですね。でも、オフ-ホワイトは好きなので直営店でも買いますし、ドメスティックブランドも好きなんです。

ニューヨークで4人の共同生活

[Alexandros] インタビュー|写真6

・みなさんニューヨークで刺激を受けたようですね。ところで、現地ではどういった生活をしていたのですか?

川上:バンドデビューしてから8年経つんですけど、今回初めて曲作りの段階から海外に渡ったんです。曲作りから海外へいったのは初めてで。

合計で半年くらい、4人だけでニューヨークのブルックリンに住んで。ホテルではなくちゃんとアパルトメントを借りて暮らしたんですよね。現地では、週3スタジオ入って2日オフ、週3スタジオ入って2日オフというローテーションを繰り返していました。

・音楽に専念した生活だったんですね。

川上:「本来自分たちってこういう曲作りたかったんだな」って気付くことが多かった。日本にいるといろんなことを考えてしまったり、しがらみもあるので、裸になれたというか。曲作りの中で、好きなものだけを吸収して、きらいなものは排除していくみたいなプロセスを自然とやっていったんです。

結果、新アルバム『Sleepless in Brooklyn』には、自分たちのいいと思っているものを全部落とし込めた。出来上がったものを見ても、いま自分たちが推したい曲の感じや雰囲気が入っているな、と自信を持って言えますね。

・曲作りにおいて環境って影響を与えるものですか?

川上:めちゃくちゃ影響ありますね。新アルバムに収録した「Mosquito Bite(モスキーノバイト)」や「MILK(ミルク)」は、窓のあるスタジオで作っていたんですけど、開放感があるし、想像もしやすかった。

あと、日本と違ってスタジオの壁が薄い。隣のミュージシャンの音がバンバンバンバン入ってくるんですよ。その音漏れした音がすごいかっこよくて。「こんなじゃダメだ」って思いながら作っていましたから。

[Alexandros] インタビュー|写真7

・新アルバム『Sleepless in Brooklyn』は思い入れのある曲がいっぱいですね。

川上:今までで1番いい仕上がりになっていると思っています。いま出来上がったアルバムを聞いているのですが、早く皆さんに聞いて欲しいなと思ってしまうほど。そして[ALEXANDROS]をまだ聴いたことがないなっていう人にこそ聴いて欲しいですね。曲のバリエーションが豊富なので、これは私も好きだなっていう一曲が必ず見つかるはずです。収録曲13曲の中にこれが[ALEXANDROS]なんだなっていう要素が集約されていると思います。

ファッションと同じで、自分たちの奏でる音も毎回違っていい

ヨウジヤマモト×[ALEXANDROS] カプセルコレクションより
ヨウジヤマモト×[ALEXANDROS] カプセルコレクションより

・[ALEXANDROS]の個性を表現するなら?

川上:自分たちの感覚に素直なバンド。ファッションに例えると、今日はこういう服を着たいけど、明日になったら全然違う服が着たい。私はちょっとこれ似合わないかな、俺のイメージとこの色はちょっと違うかなとか…、そういう気分って誰でもあると思うんです。でも自分たちは、そこでやめとこう、自分たちらしくないっていう気持ちを取っ払って、やりたいって欲求だけでまず曲作りをする。

つまり、この服似合うかな、可愛いかなってイマジネーションを膨らませるのではなくて、まず「着てみよう!」ってトライする感覚。オルタナ、ジャンルレスと表現されたり、形容しがたいと言われたりもするんですけど。毎日違うファッションを楽しんでいるんだから、自分たちの奏でる音も毎回違っていいのかな?って思うんです。

・4人やりたいことが違うときはないんですか?

川上:ありますあります!それは毎回!

ヨウジヤマモト×[ALEXANDROS] カプセルコレクションより
ヨウジヤマモト×[ALEXANDROS] カプセルコレクションより

・どうやって決着つけるんですか。

川上:喧嘩ですね。

一同:あはは(笑)

川上:言い合いになったりもしますけど、それは毎回必要なことだと思います。そのときはヒートアップして「こんなやつとバンド組まない方がいいんじゃないか…」って思うんですけど(笑)、でもそこで曲げないで4人で作っていくっていうプロセスを通していくと、本当に奇跡的なシンフォニーが生まれるんです。「あ、なるほどこういうやり方もあるんだな」って気付かされるというか。

やっぱり自分のクセのようなものってあって、音で例えると後ろのめりなメンバーもいれば、俺みたく前のめりなやつもいる。単純にその2つを合わせるとリズムが合わなかったりするんですけど、それを上手いところ真ん中にもってきてリズムを合わせると、聴いたことのないような雰囲気が出来上がるんです。いつも作っては壊して、作っては壊してって、実験的に曲を作っていくことが多いので。

・4人で同じ目標を持つことは難しくないですか。

川上:難しいけけどシンプル。大切なのは、1番のバンドになること、いい曲を作ること、この2つだけなんで。その目標を掲げていれば自ずとまとまる。

例えば、磯部くんが違う意見を言ったとしても、説得したくなる。彼も説得してくる。結局、いいものを作ろうとして彼もいいと言っているわけだから、むかつけないんですよね。ただ単に意見が食い違っているだけ。

でも、こういう関係性ってどのバンドにもありそうで意外となかったりするんだろうな。誰かがひっぱりすぎてメンバーがついていけなくなったり、バラバラすぎるとかあるじゃないですか(笑)。10周年に差し掛かろうとして、何でも言いあえる僕たちの関係は素敵なことだなって思いますね。

【アルバム情報】

[ALEXANDROS] 『Sleepless in Brooklyn』
発売日:2018 年11月21日(水)
初回限定盤 A<CD+Blu-ray(VIP PARTY 2018 at ZOZO MARINE STADIUM)>6,800円+税
初回限定盤 B<CD+DVD(VIP PARTY 2018 at ZOZO MARINE STADIUM)>5,800円+税
完全生産限定盤<CD+T-shirt(Free Size)+ USA Recording Document DVD + Rare Tracks & Demo CD> 8,800円+税
通常盤<CD> 3,000円+税
※初回限定盤 A・B の収録内容は同一。

■ [ALEXANDROS]コラボレーションイベント「スナックタイム!(Snack Time!)feat. [ALEXANDROS] 」
2018年11月14日(水)からそごう横浜店、西武渋谷店、西武大津店、西武池袋店で順次開催。

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