ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2026年春夏コレクションが、2025年9月27日(土)、イタリア・ミラノにて発表された。
今季のドルチェ&カッバーナは、メンズコレクションに引き続き“パジャマルック”が主役。1990年代からドルチェ&ガッバーナのDNAとしてコレクションに登場してきたパジャマをイタリアンスタイルで再解釈し、ハイファッションへと昇華した。
散見されたのは、煌びやかな装飾をたっぷりと施したイブニングのパジャマルック。コットンジャカードのストライプ柄パジャマをベースに、小花を散りばめたようなビーズ刺繍やクリスタル、スパンコールなどをあしらい、外行き用のデコラティブなピースに変貌させた。
社会的な顔を持つテーラリングと、親密なパジャマとをミックスしたコーディネートも多数登場。ワイシャツの代わりにパジャマシャツを仕込んだり、オーバーサイズのパジャマをジャケットに見立てたりして、スーツスタイルをコンフォートに解釈している。かっちりとしたテーラードジャケットを、パジャマパンツにタックインしたルックもユニークだ。
ドルチェ&ガッバーナの得意とする、誘惑的なエッセンスも存分に感じられる。はだけたパジャマからは繊細なレースのブラやサテンのキャミソールが覗き、センシュアルな魅力を体現。タイトなスリップドレスやコルセットディテールもまた、美しく官能を匂わせる。ショーの終盤には、パジャマそのものをシアー素材で仕立て、イブニングドレスのように仕上げたピースも登場した。
コレクションに華を添えるバッグからは、贅沢なファーで包み込んだハンドバッグや、タッセルが揺れるがま口バッグ、ホテルで起こさないで欲しい時に使用する“PLEASE DO NOT DISTURB”の文字を配したクロスボディバッグなどが登場。シューズには、スリッパのような心地よさを叶えるファー素材のフラットシューズをセレクトした。