セイヴソン 2025年春夏コレクション - 現代社会の歪んだ現実を表現
セイヴソン(Seivson)の2025年春夏コレクションが、2024年9月4日(水)に渋谷ヒカリエにて発表された。
虚構や真実を歪曲する情報があふれる現代社会

インターネット上での情報の行き交う量が1つの指標となる現代。真実と虚構の間に存在する矛盾だけでなく、真実を歪曲する情報でさえ溢れている。今期のセイヴソンは、現代社会における情報過多や歪んだ現実を、多層の生地や流線型のシルエットを用いて、痛み、または回復の“痕跡”として表現している。
外部からの干渉を現実世界に

まず目を惹くのが、外部からの干渉をダメージという形で表したルックだ。皮膚の皴やたるみを想起させる楕円形の穴や隙間をドレスの表面上に作り出し、ダメージを表現。事実の歪曲によって生じる傷跡を現実世界に落とし込んだ。
真実と虚構の二面性を肌のコントラストで表現

また、流線型シルエットからも現代社会に蔓延する虚構を追い求めた今季。例えば、ショート丈のトップスは、人目につきやすい表面にはしっかりとした厚みのある生地を使用した一方で、裏側には透け感のある生地を採用している。表と裏のコントラストによって、肌の存在感を強調しつつ、二面性を表現した。
傷つき回復する姿を称賛

現代社会では、たとえ傷ついても様々な経験を経て回復に向かう。対称性のある姿は、真実を歪曲した情報に左右されない形。その形の象徴として、整然としてすっきりとした佇まいのシンメトリーなトレンチコートは、回復後の姿を表す。さらに腕部分や背面には、セイヴソンが得意とするプリーツ生地を“痕跡”として忍ばせている。
京都の西陣織を使ったワンピース

ランウェイ後半では、厚手の生地と京都伝統の西陣織が融合したワンピースも登場。素材の質感をそのまま残す断ち切りを採用し、生地同士の個性が際立つ構築に。加えて、スカート部分は多層構造で仕立て、複雑なレイヤー構造を生み出している点も今期ならではの魅力だ。
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