すみだ北斎美術館、東京・墨田区に開館 - 葛飾北斎が残した名作を展示
2016.11.22(火) オープン
すみだ北斎美術館(すみだほくさいびじゅつかん)は、東京・墨田区にある、浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)を専門とする美術館。北斎が生まれ、生涯のほとんどを過ごしたすみだで、その作品や街との関わりを紹介している。館内では、代表作の実物大高精細レプリカや映像を通して、多彩な絵の世界を楽しめる。収蔵する北斎作品や研究資料をもとにした企画展も開催。街の風景を映すアルミパネルに包まれた建物は、建築家の妹島和世(せじまかずよ)が設計し、見る角度によって表情が変わる。
「北斎を学ぶ部屋」は、すみだとの関わりや、時代ごとの代表作を紹介する7つのエリアで構成。作品保護のため、展示には実物大の高精細レプリカを使っている。タッチパネルでは、絵の手本帳『北斎漫画』などを閲覧できる。色鮮やかな木版画「錦絵(にしきえ)」ができるまでを映像で見ることもできる。
84歳の北斎が、娘のお栄(おえい)と暮らしたアトリエを模型で再現。弟子が残した住居のスケッチをもとに、部屋の様子を実物大で表している。晩年の北斎が絵を描いていた空間を、作品とあわせて眺められる。
淡い鏡のようなアルミパネルが、周囲の街並みを映し込む。建物には細長い切れ目を設け、外観をゆるやかに分けることで、下町の建物の大きさとなじむようにデザイン。各方向から入れる通路が街へと開き、最上階からは東京スカイツリーなど墨田の景色を望める。