興福寺は、「奥州三十三観音霊場第10番札所」のひとつで、天台宗の寺院。元は807年に坂上田村麻呂によって創建されたと伝わる「大嶽観音」で、現在は「大嶽山興福寺」と称されている。
堂宇は何度も焼失しており、現在の建築物はいずれも明治時代以降に再建された。1884年に建てられた「六角堂」は、伝統的な和風建築にベランダや洋風の窓など洋風建築が取り込まれていて、仏堂には珍しい様式の建築物となっている。「観音堂」の外壁には、親孝行の大切さを説く中国の故事「二十四孝物語」が刻まれている。
季節ごとに藤やアジサイ、ユリなどの花も楽しめる。