モトナリオノ(motonari ono)が2010-2011A/Wコレクションを発表した。
アップビートのテクノ音楽と共に演出されたのは、作者が思い描く女性像。色合いはライトグレーなどのモノトーンが多く、透け感やラッフルなどを用いて、シルエットの美しさを強調。ジャケットの内側はレースやフリルでこだわり、個性的な靴はイタリア製皮。一方、モデルの髪型やメイクなどはアンドロイドで無機質に描き出す。
一見すると、形自体はシンプル。でも実は近くで見ると、まるで一つ一つ異なるパズルのピースのように、細部で個性的な素材が活かされたシカケがある。そうしてデザイナーの小野氏のこだわりや現代の女性へのイメージがより鮮明に伝わってくるのかもしれない。