スナオクワハラ(SUNAOKUWAHARA)が2018年秋冬コレクションを発表した。

寒さの中を進む女性の姿

今季のテーマは「北の凍てつく寒さの中に透き通る様な空気感」。部分的にボアの付いたダウンコートや襟付きニットなど、寒さを凌ぐための衣服のイメージを喚起させる。ヘッドドレスの耳あてから想起するのは、真っ白の景色の中を北へ進む女性の姿だ。

暖かさを感じるカラーパレット

暖かみのあるブラウンやチャコールグレーなどのカラーパレットの中で、オフホワイトやブラックがアクセントに。ギャザーで上品に仕上げたブラックのワンピース、首元が丸く空いたホワイトのトップスなど、1枚で存在感を放つアイテムが冬のシンプルな装いを演出する。

シルエットが意思の強さを映す

シャツは布をふんだんに使い、ベストと合わせるとプリーツのように広がる。ストンと身体から落ちるシルエットは、その真っ直ぐなラインから着る者の意思の強さを感じさせる。雪の中を1人進む女性を守るのは、ピーコートやヒップラインまで覆うシャツだ。

白さの中で際立つ足元の色

そんなウェアに合う足元は、ショートブーツやベルトの付いたヒールだ。キャメルやグリーンなど、雪の白さに埋もれない色味で展開。柔らかいカラーと真っ直ぐなシルエットが溶け合い、冬の寒さの中で凛としたコレクションに仕上がっている。