ロンドンブランドル・フラックス(Lu Flux) が、3シーズン目となる2011-12年秋冬コレクションを発表した。コレクションのタイトルは「Sea&Be Seen」、ミステリアスな深海の世界からのインスピレーション。大胆で遊び心あふれるデザインと、丁寧に創り込まれた上質な洋服達は今シーズンも人気を集めそうだ。
蒼く深い海の底をイメージしたカラーパレットはワイン、エメラルド、パープル、ブルー、グレイ、ブラック。英国の伝統的なハリスツイードや厚手のベルベットを贅沢に使用して、ドラマティックなシルエットを強調した。
美しく光るイソギンチャクやプランクトンのような刺繍、Dan Arnoldのによる深海の獣達はデジタルプリントで鮮やかに浮かび上がり、隠された危険に満ちた美しい世界が広がっている。ニットはJamieson&Smithのピュアシェットランドウールを使用。美しいパステルカラーに白いくらげがぷくぷくと浮かび上がってこの上なくキュートだ。ベルベットのフリルがかわいいドレスは異なるカラーのチェックの組み合わせが絶妙でル フラックスらしさにあふれている。シューズはイギリスブランドGreen Shoesと3シーズン目のコラボレーション。ハンドメイドのシューズはストラップと色使いがポイント。Neil O’Driscollよるコレクションフィルムも制作され、ル フラックスの世界観を見事に表現してみせた。