ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)の2024年春コレクションが、ニューヨーク・マンハッタンにあるウェストサイドの公園、ハイラインのチェルシーパッセージにて発表された。

マンハッタンで垣間見る初めての春の瞬間

“マンハッタンで初めて春を垣間見る瞬間”というアイデアからスタートした2024年春コレクション。春へと差し掛かる頃、ニューヨーカーが予期せぬ春一番と出会い、街が突然活気づく。“もうウールコートを着なくてもいい、パファージャケットも必要ない”、そんな風に思える瞬間に詰まった解放感や興奮、希望といった普遍的な感覚と、それが呼び起こす喜びを内包させたコレクションを展開する。

クリーンなシルエットにフェミニティーを掛け合わせて

ブランドらしいフェミニンさと、カジュアルなシルエット、クリーンなライン、モダンな印象を受けるスーツを掛け合わせた今季。ブランドのクラシックな表情にひねりを効かせ、スポーティーさも織り交ぜているのが印象的だ。

例に挙げるならば、スタンドカラーのコートに合わせたハーフパンツのルック。いずれも太めのボーダー柄を採用しているが、ハーフパンツは全面にスパンコールを使用した遊び心溢れる一着に。クリーンな印象は与えつつ、適度な抜け感も演出している。このほかスパンコールがあしらわれたルックとして、タンクトップやワイドパンツも見ることができる。

アーカイブの名作「ノエル」プリントが復活

また、今季着目すべき点のひとつとして、ブランドアーカイブの名作であるアイコニックな「ノエル」プリントの復活が挙げられる。セットアップやバッグなどが登場し、中でもカーディガンには拡大された「ノエル」プリントがあしらわれ、鮮やかなグリーンのパンツと合わせることでコレクションにフレッシュでエネルギッシュなムードを注ぎ込んでいた。

鮮やかな春色を表現

カラーパレットは、鮮やかな春色を表現。モノトーンのボーダー柄やシンプルなホワイトやネイビーの色合いの中に、差し色としてイエローやグリーンを繰り返し登場させた。アーガイル柄にはネイビーやレッドを用いてクラシックな雰囲気を生み出した。