大谷寺・大谷観音(オオヤジ・オオヤカンノン)は、栃木県宇都宮市にある寺社、観音像。洞窟に包まれるように建立された大谷寺の本堂には自然の岩壁に彫られた磨崖仏が10体存在し、その全てが国の特別史跡および重要文化財となっている。

大谷観音は大谷寺の本尊とされる千手観音像で、高さは4メートル。日本最古の石仏とされており、弘法大師の作とも伝えられている。

また、大谷寺の洞窟に見られる遺跡からは縄文人が生活した跡が発見されており、寺と併設する宝物館では大谷寺から発掘された井万年以上前と推定される人骨が展示されている。