セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)から2014-15秋冬コレクションが登場した。テーマは「ポエティック シュールレアリスム」。夢の世界の生き物のようなシューズがポエティックで超現実的な世界を旅するというおとぎ話を表現している。

カラーパレットは、漆黒にダークルビンやボヘミアンレッド、アスターブルーなどを組み合わせ洗練された印象に。陰陽を生み出すことで、おとぎ話の不思議な世界観を体現している。

コレクション兼デザインディレクターであるアンジェロ・ルジェリのビジョンを集約したのは、ブラックスウェードにゴールドの縁取りを施した一足。ユニークなマスクモチーフは、内に様々な思いを秘める女性の複雑性を物語る。

ライトスエードとベルベットの花びらがあしらわれたサンダルは、コントラストのある多重構造。その立体的なフォルムは、360度どこから見ても美しく光を放つよう計算されている。艶っぽい輝きを持つ花びらが官能的。

ブランドの美意識を象徴するアイコンシューズ「マーメイド」は、何層にもなるスパンコールが施され、神話上の生き物がもつ輝くうろこを連想させる。フェミニンで繊細なデザインが魅惑的。おとぎ話の多様性を再解釈することで誕生した、炎が渦巻くストレッチのニーハイブーツは、ドラマチックなデザインで、コーディネートの主役としてもピッタリ。

ファンタジックでタイムレスなセルジオ ロッシの新コレクション。一足一足に物語が込められたインパクトの強いデザインは、シックな秋冬のスタイルに映えそう。