B'zデビュー30周年を記念した初の大型エキシビション「SCENES」が、東京・有楽町で開催される。会期は2018年4月1日(日)から5月6日(日)までの前期と、5月11日(金)から6月15日(金)までの後期。
2018年に記念すべきデビュー30周年を迎えるB'z。デビュー以来、音楽に関わること以外は行わず、常に作品をリリースしコンサートツアーを行うストイックな活動を続けてきた。
ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』がロングヒットを記録して以降、「太陽のKomachi Angel」が初のオリコンチャート1位、「LADY NAVIGATION」が初のミリオンセラーを記録、さらに12thシングル「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」は202万枚とダブルミリオンを記録。その後も絶えずヒット曲を世に送り出している。
ファンクラブ会員のみならず、一般向けにも公開される初めてのエキシビション「SCENES」は、1988年から2002年までの前期と、2003年から2018年までを紹介する後期に分けて開催。ステージ衣装や、愛用楽器、秘蔵映像、写真のほか、メンバー本人の私物や、直筆の歌詞・譜面、ステージ模型など、初公開を含む様々な資料が展示される。展示スペースのほかに、秘蔵映像などを公開するシアターも登場する。なお、入場料金は平日無料。土日祝日は、有料だがグッズが付属する。
前期・後期の通期展示となるのは、「Hollywood's Rockwalk」殿堂入り受賞盾と第53回グラミー賞“最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム”受賞時の「グラモフォン」の展示。いずれも初公開、超がつくほど貴重な展示だ。
松本と稲葉が所有しているギターの数々も展示される。中でも、Stratocaster1954(#1090)、Les Paul Top 1956など松本の貴重なビンテージギターは必見。残された傷や汚れからは、彼らの音楽への熱意とその背景が感じられることだろう。
巨大な正方形の空間では、壁面と天井から無作為に吊るされたスクリーンに映し出されるミュージックビデオやライブ映像をオンエア。360度どこからでも楽しめる空間、2人の音楽、そして圧巻のパフォーマンスに改めて浸ることができる。
展示空間を歩き進めてちょうど中盤ほどには、衣装展示のエリアが現れる。1989~1995年の衣装を展示するエリアと1996~2002年までの衣装を展示するエリアの2カ所に分かれている。「ultra soul」のミュージックビデオで見た、稲葉が着ていたコート、松本が着ていたジャケットも登場する。
終盤には、松本と稲葉それぞれのエリアが。松本エリアには、直筆譜面に加えて、稲葉からもらったペンダントや学生時代に収集していたコンサートチケットのファイルなどを用意。また、稲葉エリアには、直筆歌詞に加えて、大学卒業式の際の写真、「いつかのメリークリスマス」の歌詞が垣間見える作詞ノートなどが公開されている。
会場では30ブランド・企業とコラボレーションした限定グッズを販売。ボードゲーム「人生ゲーム」とのコラボレーションによる、30年のエピソードを網羅した「B'z 人生ゲーム」、メンバーも愛用のアメリカのレザーブランド、ショット(SCHOTT)とコラボレーションしたメンバー監修ライダースジャケットなどがラインナップ。