HEADL_INER(ヘッドライナー)が、2011年10月18日にbelle salle SHIBUYA FIRSTで2012年春夏コレクションを発表した。テーマの「INSULARHYTHM」は島国根性という意味。
パンツやジャケット、プルオーバーなど至る所にレオパードのプリントが使われ、野性の動物がもつ、誇り高い精神や力強さを表現した。注目は、琉球絣を思わせる青みがかったグリーンやグレーのシャツを細身のデニムに合わせたルック。デザイナー自身の出身地である沖縄の伝統模様を使って、素晴らしい文化を築き上げてきた島国のパワーを見せつけた。
後半には、彼の新しいプロジェクトである「56 Racing」の発表が行われた。56designとの世界最高峰の2輪レース、元MotoGPレーシングライダーで全日本ロードレース選手権GP250チャンピオンにも輝いた中野真矢がプロデュースするバイクアパレル・ライディンググッズブランドとヘッドライナーのコラボレーションだ。腰回りを少しゆったりとさせ、太もも部分にフィットさせたショートパンツとTシャツにモトクロスブーツを組み合わせたコーディネートなどが登場し、新しいスポーティスタイルを提案した。
フィナーレはデザイナーの吉田狼鐘音(ヨシダロベルト)がライダー姿で子どもを抱いて笑顔で登場。インタビューでは今回のコレクションについて「今回56designとのコラボレーションバイクを発表したのは、どちらも生活の一部であるファッションとモータースポーツを融合させることを目指した」と語った。ファッションに留まらない彼の活動の広がりにこれからも目が離せない。