ロンドンファッションウィークにてジェームス ロング(James Long)が2011年秋冬コレクションを発表した。
「Run the Night」と題された今季のコレクションは、気分を落ち込ませるような出来事や、雨の日の寂しい雰囲気など、完璧で無い世の中の暗い部分に焦点をあてた。
夜道で体を守るかのように、頑丈な素材で作られたコートはシルエットがソフトでエレガント。半分肩が落ちたように見える何気ないデザインも、全て巧妙に計算されている。。グラデーションやチェックを使用することで、黒やグレー、赤などダークなイメージの中に黄色やパープルなどの色味が加わり、アクセントになっている。
男らしさ溢れる力強いショーの最後には、真っ赤なメガネを掛けたデザイナー本人が登場し、笑顔で幕を閉じた。
(text by Erina Maruno)