23区(23ku)の2023年秋冬コレクションが、2023年8月3日(木)、東京・大手町三井ホールにて発表された。
"Japanese Women's Standard"をコンセプトに、大人の女性たちに世代を超えて広く愛されるウェアを提案するブランド「23区」。ブランド生誕30周年を迎える今季、記念として初となるランウェイショーを開催した。30年間の出会いと感謝を衣服にのせて、「レイヤード」をキーワードにベーシックながらも華やかなコレクションを展開する。
今季のムードを最も体現しているのが、“シャツ on シャツ”“ニット on ニット”など同様のアイテムをレイヤリングしたルックたち。例えば、シンプルなニットトップスには、同色のニットとニットストールを巻くことで、ルックにエレガントな統一感をもたせている。また、ホワイトのフーディーにライトグレーのフード付きコートを重ねたルックも披露された。
デイリーアイテムにひねりを加えたディテールも印象的。ニット襟を組み合わせたキルティングジャケットや、スカラップ模様にくり抜いたレザースカート、胸元に深いカットが入ったワンピースなど、エッセンシャルアイテムの中に遊び心を効かせている。足元は膝下までのミディ丈ブーツやローファー、パンプスなどが散見された。
カラートーンは、ベージュをはじめ、ネイビーやグレー、ホワイト、ブラックといった落ち着いた色味を採用。鮮やかなブルーとパステル調のミントグリーンなどの寒色が、時折コーディネートにアクセントを加えている。纏う人それぞれのワードローブやメイクアップによって、多様なスタイリングが完成するのは「23区」の魅力といえるだろう。