山寺は、860年に清和天皇の勅願により慈覚大師が建立したとされる天台宗の寺院。正式名称は「宝珠山立石寺」。松尾芭蕉が「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」の句を詠んだことで有名で、句碑が建てられている。また、参道の途中には、句をしたためた短冊を埋めた上に建てた「せみ塚」がある。
登山口正面にある「根本中堂」は、1356年に建てられた入母屋造りの建物で、1608年に大修理が行われたものの、日本最古のブナ材建築とされ、重要文化財に指定されている。
山門から大仏殿のある奥の院までの石段は800段を超える。