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「奥村雄樹による高橋尚愛」展、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催 -「私」を離れた私を感じる

エルメス(HERMÈS)は、銀座メゾンエルメス フォーラムにて、「奥村雄樹による高橋尚愛」展を開催する。会期は、2016年6月4日(土)から9月4日(日)まで。

「奥村雄樹による高橋尚愛」展、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催 -「私」を離れた私を感じる | 写真
Photo courtesy of The Israel Museum, Jerusalem; first published in “Rauschenberg in Israel,” 1975 Courtesy of the artist and MISAKO & ROSEN
イスラエルの高橋尚愛、1975年(習作)|2016|デジタル加工された切り抜き(『イスラエルのラウシェンバーグ』(イスラエル美術館発行、1975年)より)| 16.6×22.8cm

奥村雄樹は、美術史を振り返ることや他者の作品を解釈することを出発点に、今あるアートの形などに問題意識を持ち、そこを原動力として美術史の中に新たな光景を生み出すような活動を行っているアーティストだ。そんな彼がアントワープの伝説的画廊で偶然見つけたのが、1940年生まれのアーティスト高橋尚愛による個展の資料。その後好奇心の赴くままにリサーチを始め、当時のギャラリストの協力や高橋本人との出会いを経ながら、高橋の作品を紹介し続けている。

本展では、その奥村と高橋二人のアーティストの交流によって生み出された作品群が展示される。中でも、高橋がニューヨーク在住時に、ジャスパー・ジョーンズやゴードン・マッタ=クラークなど22名のアーティストに依頼し、記憶だけを頼りにアメリカの地図を描いてもらった作品は、コラボレーションをベースとした傑作として、また70年代ニューヨークのアートシーンやコミュニティを蘇らせる資料としても貴重なものだ。

その他にも、奥村が高橋のインタビューに、高橋として答える映像などが登場。高橋の記憶を自身の作品に投影させ、両者の重複や揺らぎを触発するアプローチなど不可避の主体「私」から抜け出し、他者の記憶やイメージを通して歴史に介入できる疾走感を味わうことができる。「私」を離れた私を教えられる、という体験ができる貴重な機会となるだろう。

【概要】
「奥村雄樹による高橋尚愛」展
会期:2016年6月4日(土)〜9月4日(日)
時間:月〜土曜 11:00〜20:00 (最終入場19:30)、日曜 11:00〜19:00(最終入場18:30)
※会期中無休
入場料:無料
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階
TEL:03-3569-3300

Photos(5枚)

エルメス(HERMÈS) 奥村雄樹による高橋尚愛 私|写真1 エルメス(HERMÈS) 奥村雄樹による高橋尚愛 私|写真2 エルメス(HERMÈS) 奥村雄樹による高橋尚愛 私|写真3 エルメス(HERMÈS) 奥村雄樹による高橋尚愛 私|写真4 エルメス(HERMÈS) 奥村雄樹による高橋尚愛 私|写真5

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