「イタリア映画祭2017」が、東京・有楽町朝日ホールにて2017年4月29日(土・祝)から5月6日(土)まで、大阪・ABCホールで5月13日(土)から14日(日)まで開催される。

17回目を迎える「イタリア映画祭」は、毎年1万人を超える観客が訪れるゴールデンウィーク恒例のイベントとなっている。今年は本国でも公開されたばかりの新作15作品、そして過去の映画祭で人気の高かった作品を集めた「アンコール作品」などここでしか見ることのできない作品が目白押しだ。

日本未公開の最新のイタリア映画15本を公開

注目は2016年以降、本国で公開された最新作15本だ。ロベルト・アンドー監督の新作で、トニ・セルウィッロを主演に迎えたミステリアスなドラマ『告解』、2016年カンヌ国際映画祭監督週間のオープニングを飾った名匠マルコ・ベロッキオの最新作『スイート・ドリームス(仮題)』、そしてパオロ・ヴィルズィが、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキとタッグを組んだ『歓びのトスカーナ』などが披露される。

ラブストーリーからミステリー、コメディーまで、誰もが楽しめるようなラインナップとなっている。

人気作品をもう一度！アンコール上映も

過去の映画祭上映で人気の高かった作品を集めた「アンコール作品」は計5作品。その中でも4作品は日本公開、DVD化もされておらず、まさにここでしか観ることができないもの。

マルコ・ベロッキオ監督による『夜よ、こんにちは』は、1978年にイタリアを震撼させた「赤い旅団」によるモーロ首相誘拐暗殺事件をモデルに、若きテロリストたちを描いた問題作ともいわれる1本だ。また、パオロ・ヴィルズィによる『カテリーナ、都会へ行く』と『来る日も来る日も』もラインナップ。それぞれイタリア映画における最高の名誉とされる賞ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞する俳優を起用している。

そのほか、生物学研究者であった主人公が職を失い、合法麻薬作りに手を染めるというスリリングなクライムコメディー『いつだってやめられる』なども見逃せない作品のひとつだろう。

【開催概要】
「イタリア映画祭2017」
■東京会場
会期：2017年4月29日(土・祝)～5月6日(土)
会場：有楽町朝日ホール
住所：東京都千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン11階
チケット料金：
前売り 一般 1,450円、学生・60歳以上 1,350円
※前売り券販売開始は3月25日(土)10：00～
※前売券の購入には別途手数料要。
当日 一般 1,700円、学生・60歳以上 1,600円
問い合わせ先：050-5542-8600(ハローダイヤル：～4月28日(金))、03-3240-1200(会場、会期中のみ)

■大阪会場
会期：5月13日(土)～14日(日)
会場：ABCホール
住所：大阪府大阪市福島区福島1-1-30