フィーニー(PHEENY)の2023年春夏コレクションが発表された。

理想の夏の過ごし方をイメージ

タイトルにスペイン語で“日だまり”を意味する「SOLEADO」を掲げた今シーズン。イメージしたのは、フィーニーのデザイナー・秋元舞子が考える理想の夏の過ごし方だ。海で遊んで、ビーチの木陰でひとやすみして、海辺を散歩して…そんなのんびりと過ごす夏の一日に思いを馳せながら、陽気なムードが漂うコレクションを完成させた。

リラクシングなオールインワン

散見されたのは、水着の上からでもさらっと着用できそうなリラクシングなアイテム。ショルダーに施されたシャーリングが程よいアクセントになった、ストライプ柄のオールインワンはその好例。また、すぐに乾く素材を採用したノースリーブトップスやロングスリーブシャツなども展開される。

クラフト感溢れるプリント柄

穏やかな一日にぴったりなパジャマシャツとパンツは、プレイフルなプリント柄が魅力。実はこの柄、紙で作ったアルファベットをちぎって解体し、再構築してつくったものだという。柄を構成する1つ1つのモチーフに注目すると、紙をちぎったときにできるギザギザとしたクラフト感溢れるディテールを確認できる。

ラグビーシャツを女性らしいデザインにアレンジ

ボーイッシュなラグビーシャツを、フィーニー流にアレンジしたトップスが展開されたのも今季の特徴といえる。クルーネックでアレンジした半袖のトップスは、ショルダーにヘルシーな肌見せを叶えるカッティングを施して女性らしい一着に。ホールガーメントニットでアレンジした長袖のシャツは、なだらかなショルダーラインがエフォートレスなムードを演出する。

フィーニー初のデニムウェア

また、今季はフィーニー初となるデニムウェアが登場。秋元が所有する古着をベースにしたというデニムパンツは、大きめのウエストをベルトで縛って着用するゆったりとしたシルエットが魅力的。生地は、1980年代のデッドストックのデニムを使用している。