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【保存版】シャネル N°5とは?“花からフレグランス”になるまで、歴史・製品の選び方Q&Aも

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シャネル N°5とは

【保存版】シャネル N°5とは?“花からフレグランス”になるまで、歴史・製品の選び方Q&Aも|写真1

シャネル N°5は、1921年に生まれたシャネル(CHANEL)最初のフレグランス。単一の花の香りが主流だった時代に、ローズやジャスミンなど、80種以上の天然香料と合成香料のアルデヒドを重ねたフローラル・アルデヒドの香りは、革新性が高く、香水史ではしばしば「N°5以前」と「N°5以後」に分けて語られるほど、象徴的な存在だ。

「シャネル N°5」のフレグランスはどう作られる?

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「シャネル N°5」の出発点は、研究所でも工場でもない、畑。シャネルは、南フランス・グラースに専用畑を持っていて、「N°5」の原料であるジャスミン、ローズ(ローズ ドゥ メ)を育てている。「シャネル N°5」の香りの主役であるジャスミンは、1921年のデビュー同時からグラース産にこだわっているというから驚きだ。

“花からフレグランスへ”シャネル N°5の作り方

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1)手摘みで収穫
シャネル N°5作りは、香りの原料である花の収穫から始まる。N°5の主役である、グラースのジャスミンは、8月から10月が収穫期。花は日が昇る前の早朝に開き、香りが最高潮になるため、花摘み人が手摘みで集める。

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2. 計量
ジャスミンの花を摘んだバスケットを工場へ。収穫から3時間以内に計量を済ませなければならないという決まりがある。

3. 抽出・コンクリート
花はそこから速やかに抽出工場へと運ばれて、高温の溶液に浸されて香りを抽出。溶液は蒸発させると、コンクリートと呼ばれる香り高いワックスに変化する。花に秘められていた芳香成分は、全てこのワックスへ。

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4. アブソリュート
ワックス状のコンクリートをアルコールを用いて分離。すると、N°5のフレグランスに用いられる“香りの凝縮成分”アブソリュートが出来上がる。

「シャネル N°5」の香りの構成

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フローラル・アルデヒドの名香として知られる「シャネル N°5」。グラース産ジャスミンとローズ ドゥ メを主役に、イランイラン、サンダルウッド、ヴェチバー…とさまざまな天然素材を重ね、合成香料アルデヒドを組み合わせている。豊富な植物素材を使用しながらも、“○○の花だ”と断定できない抽象的な香りであることが最大の特徴。肌の温度や湿度、体質によって香りの見え方が変わり、纏う人によって“香りが変わる”とも言われる。

■合成香料「アルデヒド」って何?基礎知識
アルデヒドは香水で用いられる合成香料。トップノートにきらめき・清潔感を与える“ブースター”的役割を担う。「シャネル N°5」は、アルデヒドを贅沢に使用してフローラル・ブーケをあえて“抽象化”させた。しばしば「石けんのような清潔感」「光が差すような立ち上がり」と香水マニアが表現するのは、このアルデヒドの効果から。

【Q&A】シャネル N°5の歴史とカルチャー

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Q.なぜ「N°5=5番」なの?
A.フレグランスの試作のうち「5番目」のものを選び、そのまま名前に名前にしたとも、また、ガブリエル シャネルのラッキーナンバーを付けたとも言われる。

Q.「シャネル N°5」のボトルデザインのテーマは?
A.シンプリシティ。エメラルドカットが施された八角形ストッパーの部分は、パリのヴァンドーム広場に着想したとも言われる。ガブリエル シャネルが住まいであった、ホテル「リッツ パリ」のスイートルームからもその広場は望むことができ、彼女の世界がデザインになったと考えるとロマンティック。

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Q.「シャネル N°5」の愛用者は?
A.マリリン モンロー。ベッドで身につけるのは「シャネル N°5 を数滴」だけ、とエピソードを語るほど、N°5の香りに虜になった一人。

Q.「シャネル N°5」の広告モデルは?
A.初代広告モデルは、ガブリエル シャネル本人。以降、ニコール キッドマン、マリオン コティヤールマーゴット ロビーなどのセレブリティが広告に起用されている。過去には、フレグランス史上稀な“男性アンバサダー”としてブラッド ピットが登場したことも。

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