「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」は東京・新宿にあるホテル。ホテル名である“由縁”は「ことの起こり」や「由来」を意味する言葉。
日本特有の宿泊施設である「旅館」には、その発展の過程において日本のおもてなし文化が凝縮されていたと考え、旅館の本質的な要素である客室の間取りやデザイン、箱根の源泉から運んだ温泉の露天風呂付き大浴場といったサービスなどを、現在の宿泊者ニーズや環境に合わせて編集した旅館として、宿泊客と観光マーケットにおける新たな選択肢を提案する宿泊施設を目指す。
運営は日本初の無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」や、日本のデザインホテルの先駆けとなったリノベーションによるホテル「クラスカ(CLASKA)」などを手掛けたUDS。
切妻屋根の平屋から続く18階建てのビル部分に展開する客室は、12平米から51平米までの7タイプ全193室を用意。視線を低く集めることで空間全体に広がりを持たせたデザインなど、コンパクトな空間でも快適に過ごせる工夫が凝らされている。また客室の布団の敷き込みを省いたり、食事が含まれない宿泊プランも設けるなど、従来の旅館のサービスを見直すことで、手頃な料金かつ、自由なスタイルでくつろげる滞在を提供する。
また、最上階の18階にある大浴場には、箱根「小田急 山のホテル」の自家温泉「芦ノ湖温泉 つつじの湯」から運ぶ温泉の露天風呂がある。露天風呂からは新宿副都心の夜景が一望でき、都心の真ん中で箱根の温泉を楽しむことができるほか、和食レストラン「夏下冬上(かかとうじょう)」では、四季折々の風景が楽しめる坪庭を臨む店内で、東京に集まる日本各地の旬の食材を、鉄板料理と天ぷらの2つのスタイルで味わえる。