築地本願寺は、東京都中央区の築地市場近くにある浄土真宗本願寺派の寺院。
1617年に浅草に建てられた坊舎が、火事で焼失して、築地に再建された歴史を持つ。本堂は、1923年の関東大震災で再び失われて1934年に再建されたもので、東京帝国大学名誉教授の伊藤忠太が設計した。古代インド・イスラム仏教様式の外観と、伝統的な真宗寺院の様式を取り入れた内部とが組み合わさった特徴的な建物となっている。装飾として様々な動物が刻まれている他、パイプオルガンも見どころのひとつ。毎月最終金曜日に行われるランチタイムコンサートで音色を楽しむことができる。