DIC川村記念美術館(DICカワムラキネンビジュツカン/Kawamura Memorial DIC Museum of Art)は、千葉県佐倉市にある美術館。1990年に開館。
20世紀美術を中核とした多彩なコレクション、作品にふさわしい空間づくりを目指した建築、四季折々の変化が楽しめる豊かな自然環境という、「作品」「建築」「自然」の3要素の調和を特徴とする。
コレクションには、印象派とエコール・ド・パリ、マレーヴィッチやカンディンスキーをはじめとする抽象美術、ダダとシュルレアリスム、抽象表現主義からミニマリズムまでと、20世紀の美術を豊富に所蔵。なかでも、フランク・ステラの作品の数々やマーク・ロスコの《シーグラム壁画》は見どころのひとつ。また、中西夏之や李禹煥、若林奮といった日本の現代美術も揃える。
館内では、これらコレクションの常設展示に加えて、企画展も行なっている。
さらに敷地内には、緑豊かな北総台地の立地を活かして、緩やかな起伏のある広大な庭園も。散策路が整備されており、四季折々の自然を楽しみつつ、ゆったりとした時間を過ごすことができる。