高山真の小説『エゴイスト』が実写映画化。2023年2月10日(金)に公開される。主演は鈴木亮平、共演に宮沢氷魚。

愛とはエゴなのか？高山真の小説を実写映画化

原作小説『エゴイスト』は、エッセイスト高山真が綴った自伝的小説。どこか虚勢を張って生きているファッション編集者・浩輔が、母を支えながら健気に生きる美しきパーソナルトレーナー・龍太との出会いをきっかけに、愛について自問自答する姿を描いている。

映画『エゴイスト』では、浩輔による献身的な愛と、誰かを心から愛することを知った幸せそうな龍太との時間を映し出す前半の甘美なストーリーから一転、浩輔が自らに向ける根源的な問いが、観る者の心を揺さぶる展開に。

大切な人との関係を断たれたとき、浩輔は「この愛のかたちは自己満足なのではないか」「彼らを追い詰めていたのではないか」と、自問自答を始めることになる。愛とは、自分を救うためのエゴなのか？それとも...？

鈴木亮平×宮沢氷魚が惹かれ合う2人を熱演

鈴木亮平＆宮沢氷魚にインタビュー

惹かれ合い、恋人となる浩輔と龍太を演じたのは、鈴木亮平と宮沢氷魚。映画『エゴイスト』の撮影を振り返り、作品を構築していく過程で感じたことや、自らの俳優像について、2ショットインタビューを実施。印象的な場面の裏話や、演技を作り上げていくプロセスについて、様々なエピソードを語ってくれている。

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映画『エゴイスト』登場人物

■主人公・浩輔...鈴木亮平

東京の出版社で働く、ファッション誌の編集者。14歳で母を失い、鬱屈とした思春期を過ごした過去を持つ。現在は、まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、自由気ままながらもどこか虚勢を張って生きている。パーソナルトレーナーの龍太と出会うことで、誰かを心から愛する喜びを知るように。

主演を務めるのは、映画『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した鈴木亮平。演じるキャラクターに合わせて肉体をコントロールするストイックさや鋭い洞察力、緻密な役作りをもってして、強さと脆さを同居させた生々しい演技をみせる。

■龍太...宮沢氷魚

シングルマザーである母を支えながら暮らす、健気なパーソナルトレーナー。自分の美しさに無頓着。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとり、浩輔のサポートを得ながら母に寄り添う。浩輔と次第に惹かれ合うように。

龍太役は『騙し絵の牙』、NHK 連続テレビ小説「ちむどんどん」など話題作への出演が絶えない宮沢氷魚。透明感あふれる儚い佇まいが、龍太の人物像に説得力を与えている。

■中村妙子…阿川佐和子

女手一つで龍太を育てた龍太の母。

■斉藤しず子…中村優子

浩輔が14歳の時に亡くなった浩輔の母。