![fashionpress[ファッションプレス]](/img/common/logo_0119_1928.svg){kind=logo}
マルニ(MARNI)の2014年春夏コレクションがミラノで発表された。今季は、緻密なラインや対照的なボリュームなど、シェイプとフォルムにフォーカス。
ワークジャケットのコントラストの効いた大きな4つのポケットは、巧みに折りたたまれたファブリックが使われている。機能的なパーツをダイナミックにプラスし、それを隠さずむしろ露にすることで、新しいニュアンスを生んだ。無駄なスペースを削ぎ落したシャープなラインを描くジッパーのボンバーブルゾンやレザーのフードブルゾンもキーアイテム。緻密に構築された綺麗なシルエットも健在で、緻密さとパフォーマンスのミックスは流石マルニといったところか。
カラーパレットはブルー、ホワイト、クリーム、ブラックなどの実用的なカラーにイエローやグリーンのさし色が使われている。また、シャツやTシャツのプリントは、イラストレーターでありタイポグラフィーのカティア・シュワレンバーグ(Katja Schwalenberg)とのコラボレーション。動物などのモチーフを重ねてプリントした遊び心溢れるデザインは、小粋なアクセントとして一役買っている。
アクセサリーは、ボリュームを抑えスマートな伸縮性のあるブーツやシューズ、サンダルがラインナップしている。バッグコレクションは、スタイリングの邪魔をしない爽やかなデザイン。オーバーサイズポケット付きの機能的なバックパック、様々なシーンに活躍する上品なクラッチバッグなどが登場した。
全体は、ピュアなムードを持ち合わせたインダストリアルな雰囲気。機能美の追求によって、定評のあるボリュームの使い方や構築的なシルエットにさらに磨きがかかったコレクションとなった。
