ディオール オム(DIOR HOMME)より、2016年サマーコレクションのシーズンビジュアルとフィルムが公開された。

フォトグラファーのウィリー・ヴァンデルペールのコラボレーションは、今期で10シーズン目を迎える長期プロジェクト。ブランドのランウェイショーの背景にあるコンセプトを別の面から捉え、さらに洞察を加えた仕上がりに。モノクロの世界観に、ディオールマンの感性が光るマスキュリンな着こなしが、むしろ色鮮やかに映るようだ。

作品に登場するのは、シンガー兼作詞家のオリヴァー・シムと俳優のアラン＝ファビアン・ドロン、アーティストのリナス・ファンデ・ヴェルデ、モデルのヴィクター・ニランデルの4人。『Stranger in a Room』の中で、それぞれが本来の自分自身を演じている。このフィルムは、ジェイミーXXの歌にちなんで名づけられ、彼が所属するThe XXのバンドメンバーであるオリヴァー・シムもフィーチャー。フィルム内で流れる音楽も重要な役割を担っている。

ウィリー・ヴァンデルペールは「ディオール オムの世界を構築する様々なアイデンティティを体現する男性たちを捉えたいと考えました。それぞれが、若いながらも人として、その行動、スタイルが尊敬されている男性たちです。誰もが羨む才能を持っています。クリスと私も、ここに出てくるそれぞれの男性に対して心に響くものを感じます。彼らには、気負いのないエレガンスを持ち、若さと自信に溢れた男性たちです。見る人たちすべてを彼らの世界に招き入れたいと考えました」と語る。

 
ディオール オム 2016年サマーコレクションより