都市観光ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」が2026年4月21日(火)、神奈川・横浜市に開業。2025年10月22日(水)より予約受付を開始する。

「OMO(おも)」は、ラグジュアリーホテル「星のや」や、高級温泉旅館ブランド「界」などを手掛ける星野リゾートの都市ホテルブランド。「OMO7(おもせぶん)」は、OMOブランドの中でも、カフェ・レストランなど滞在設備を整えたフルサービスホテルで、これまでに北海道・旭川市、大阪府・大阪市、高知県・高知市の3施設を展開してきた。
そして「OMO7」第4弾となる「OMO7横浜 by 星野リゾート」が、JR関内駅前の旧横浜市庁舎跡地を活用した開発プロジェクト「ベースゲート横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」に伴い誕生する。
旧横浜市庁舎は、「日生劇場」などを残した近代日本を代表する建築家・村野藤吾が手掛けた建物。「OMO7横浜 by 星野リゾート」館内では、旧横浜市庁舎の建築を一部活用または再解釈したデザインを取り入れる。なお、「旧横浜市庁舎行政棟」は2025年8月に戦後の建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定されている。
たとえば「OMO7横浜 by 星野リゾート」内の「OMOベーカリー」では、旧市庁舎に施されていた彫刻家・辻晋堂の泰山タイルレリーフ《海・波・船》がそのまま壁面として活用される。
また、村野は“手すりの名手”と評されるほど、階段の手すりにおいて豊かな表現をした人物でもある。ホテルの吹き抜けには、旧市庁舎内の市民広間で使用されていた象徴的な大階段が移設され、1階と2階を繋ぐ大階段に再構築。滑らかな曲線を含む手すりの一部も再活用される。
加えて、全276室の客室も旧横浜市庁舎の雰囲気を感じられる空間に。客室の色味は、旧市庁舎内で使用されていたタイルや家具、絨毯などの色合いを参考にデザインされる。旧市長室の絨毯の色である赤、旧市庁舎内の磁器質タイルの青、旧市会棟本会議場議員席の緑がそれぞれテーマカラーとなっている。
客室は利用シーンに合わせて選べる9タイプを用意。個性的な客室も備えており、たとえば「やぐらスイート」は広さと高さを兼ね備えた空間が魅力だ。最大6名まで宿泊でき、家族やグループ利用にぴったりの客室となっている。また、「やぐらスイート」よりもコンパクトな3名定員の「やぐらルーム」や、ゆったりとしたソファのある「かたりばルーム」、そして愛犬と宿泊できる「ドッグフレンドリー」の客室など、旅のプランに合わせてセレクトすることができる。
食事の選択肢が豊富なのも嬉しいポイント。「OMO7横浜 by 星野リゾート」にはOMOブランド初の形態となる「OMOベーカリー」が登場する。「OMOベーカリー」では、朝はカフェテリア形式でパンを中心としたセットメニューを提供。昼から夜にかけてはカレー伝来の地である横浜になぞらえて特製のカレーパン5種類をメインに販売する。夜にはパンをおつまみにアルコールメニューを楽しむ「パン飲み」を提案する。
