ヴァレンティノ(VALENTINO)の2019年リゾートコレクションが発表された。
ピエールパオロ・ピッチョーリによる新作ウェアは、自由でプレイフルな印象を持つ。象徴的に使われたのは「VALENTINO」のロゴ。レタリングを大きくしたり小さくしたり、ジグザグとリズミカルに並べたり、規則性をもって色をつけたり…。「VALENTINO」の9文字を自由な発想で組み合わせて生まれた装飾が洋服の上に並んでいる。
また、ブランドの頭文字である「V」は一つのパターンへと昇華。Vの文字を連続的に配置したオリジナルパターンが、ミドル丈のスカートの上にプリントされている。
装いは、マキシ丈のドレスやシルクのブラウス、カーディガン、襟付きワンピースなど、クラシカルな女性像を基調としながらも、相反するものや異なるテイストをミックスすることでコレクション全体に深みを与える。
漂うのはほんのりとした海の香り。レッド・ブルー・ホワイトを基調にしたトリコロールカラーで彩られたノースリーブドレス、南国の花を想起させる立体的なフラワーアップリケ付きのジャケットなど、異国ののびのびとしたムードを孕んだピースが揃っている。
また、フェミニンなピースには、マスキュリンなアウターを合わせるのが今季のムード。小さいなエンブロイダリーが並んだロングドレスには、ダブルのジャケットを、フレッシュな印象のミニスカート+スカーフルックにはボリュームジャンパーをコーディネートしている。