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展覧会「機能と装飾のポリフォニー」東京都庭園美術館で - 美術やデザインに見る多様な「モダン」を紹介

展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」が、2022年12月17日(土)から2023年3月5日(日)まで、東京都庭園美術館にて開催される。豊田市美術館島根県立石見美術館でも開催された巡回展だ。

1910〜30年代における「モダン」のかたち

マルセル・ブロイヤー《クラブチェアB3 (ヴァシリー)》1925年 豊田市美術館
マルセル・ブロイヤー《クラブチェアB3 (ヴァシリー)》1925年 豊田市美術館

1910〜30年代は、西欧を中心に世界各地でさまざまな「モダン」の動きが起こった時代であった。当時の中心的な動向とみなされているのが、機能性と合理性を追求する「モダニズム」である。一方、大衆消費社会が進展したこの時代は、装飾によって常に新しく見せることが求められる、儚き「モダニティ」にも特徴付けられていた。これら対立的に捉えられてきた「モダニズム」と「モダニティ」は、実際には幾つもの「モダン」の様相を含み、これらが複雑にもつれあいつつ濃密な時代を織りなしていったのであった。

この時代の大きな特徴のひとつが、世界中の出来事が一気に同期したという点である。それはたとえば、1914年に勃発した世界初の世界大戦に象徴されている。そうした時代のなか、当時の作家たちは、時間差なく、国やジャンルを超えて情報を共有しあった。その領域は、絵画や彫刻から、家具、食器、ファッション、そしてそれらを収める建築や都市に至るまで、人びとの身体活動、生活空間全体に及んでいる。

アンドレ・グルー(デザイン)、マリー・ローランサン(絵付)、アドルフ・シャノー(制作)《椅子》1924年 東京都庭園美術館
アンドレ・グルー(デザイン)、マリー・ローランサン(絵付)、アドルフ・シャノー(制作)《椅子》1924年 東京都庭園美術館

展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」は、急速に変化する社会において、さまざまな領域の作家たちが互いに交流しつつ織りなされた、装飾芸術やモダンデザインの展開を紹介。ジャンヌ・ランヴァンポール・ポワレのファッション、アンドレ・グルーやマルセル・ブロイヤーの家具など、絵画や彫刻、家具、ファッション、デザインの多彩な作品約400点から、ヨーロッパを中心とする「モダン」の諸相に光をあてる。

展覧会概要

展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」
会期:2022年12月17日(土)〜2023年3月5日(日)
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-9
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(1月9日(月・祝)は開館)、年末年始(12月28日(水)〜1月4日(水))、1月10日(火)
入館料:一般 1,400円(1,120円)、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円(890円)、中学・高校生 700円(560円)、65歳以上 700円(560円)
※オンラインによる事前予約制
※( )内は20名以上の団体料金
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者およびその介護者2名は無料

【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600 (ハローダイヤル)

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