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名和晃平の個展、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで - 京都の町を捉えた写真を初公開

名和晃平「Wandering」展が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて、2021年6月5日(土)から7月3日(土)まで開催される。

名和晃平の写真作品を紹介

名和晃平「Wandering」1996 年 C-print 8.8×12.7cm
名和晃平「Wandering」1996 年 C-print 8.8×12.7cm
© Kohei Nawa / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film and SCAI THE BATHHOUSE

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムでの初個展となる名和晃平「Wandering」展では、名和が京都市立芸術大学に在学していた頃に撮影した写真から25点を紹介する。

名和は、“Cell(細胞)”という概念を基に、さまざまな表現媒体を横断しつつ彫刻という枠組みに囚われない作品群を手がけてきた。とりわけ、インターネットを介して入手した動物の剥製や玩具などの表面を、クリスタルガラスの球体で覆った作品「PixCell」では、カメラやスマートフォンのレンズを経てネット上に膨大なイメージが増殖する現代にあって、ものの表皮である物質性が希薄化し、世界が映像化してゆくことを鋭く指摘している。

名和晃平「Wandering」1996 年 C-print 8.8×12.7cm
名和晃平「Wandering」1996 年 C-print 8.8×12.7cm
© Kohei Nawa / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film and SCAI THE BATHHOUSE

本展で初公開される写真は、「PixCell」シリーズの原型となる作品が生まれる直前の数年間に撮影された作品だ。京都の町を歩いて名和がスナップショットで撮影した写真には、偶然出会った被写体が控えめな距離感で、時に意外な構図で切り取られている。これらの写真からは、その後表層への関心を起点に作品を展開することになる兆しをも感じることができそうだ。

展覧会概要

名和晃平「Wandering」
会期:2021年6月5日(土)〜7月3日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
営業時間:12:00〜18:00
定休日:日・月・祝祭日
※入場料無料

【問い合わせ先】
TEL:03-5575-5004

Photos(2枚)

名和晃平の個展、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで - 京都の町を捉えた写真を初公開|写真1 名和晃平の個展、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで - 京都の町を捉えた写真を初公開|写真2

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