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「萩尾望都 SF原画展」山梨県立美術館で、『11人いる!』の原画などSF作品に着目した約400点

「萩尾望都 SF原画展」が、山梨県立美術館にて2019年9月7日(土)から11月4日(月・振休)まで開催される。

「萩尾望都 SF原画展」山梨県立美術館で、『11人いる!』の原画などSF作品に着目した約400点 | 写真
『11人いる!』
©萩尾望都/小学館

「萩尾望都 SF原画展」では、1970年代の少女漫画黄金期を築き、“少女漫画の神様”とも称される漫画家・萩尾望都のカラーイラストやコミック生原稿など約400点を展示。従来少女漫画で類を見なかった本格SF『11人いる!』をはじめ、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大なロマンを表現した『スター・レッド』など、人気作品の原画が集結する。尚、山梨県立美術館で漫画の展覧会が開かれるのは今回が初となる。

「萩尾望都 SF原画展」山梨県立美術館で、『11人いる!』の原画などSF作品に着目した約400点 | 写真
『マージナル』
©萩尾望都/小学館

会場では、1970年代の作品から2000年代の近作まで多岐にわたる作品を紹介。『11人いる!』などエンターテインメント色の濃い70年代の作品に比べ、80年代の、『銀の三角』や『A-A’』などの一角獣シリーズ、未来の地球の特殊な状況を描いた『マージナル』といった作品はより一層本格的なSFの物語となっている。

また、2006年からの「ここでない★どこか」と題した読み切りシリーズでは、SF、ファンタジーの他、家族問題や神話に題材をとった作品も織り交ぜている。2011年の東日本大震災を目の当たりにすると、「原発三部作」と呼ばれる放射性物質を擬人化した作品3作を「ここでない★どこか」シリーズに追加。異界と現実界が接近していくかのような表現が見て取れる。

「萩尾望都 SF原画展」山梨県立美術館で、『11人いる!』の原画などSF作品に着目した約400点 | 写真
『あぶない丘の家』
©萩尾望都

さらに、オリジナルのみならず小説の漫画化、挿絵・カラーイラストの提供などの活動にも焦点を当てる。SF小説家の光瀬龍とタッグを組んだ『百億の昼と千億の夜』は『週刊少年チャンピオン』に連載され、多くの男性ファンを獲得した作品だ。

【詳細】
萩尾望都 SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく
会期:2019年9月7日(土)~11月4日(月・振休)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
会場:山梨県立美術館
住所:山梨県甲府市貢川1-4-27
料金:一般 1,000円(840円)、大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒無料(高校生生徒手帳持参)
※県内65歳以上は無料(健康保険証等持参)
※障害者手帳持参者、およびその介護者は無料
※前売券は山梨県立美術館にて、9月6日(金)まで販売

■萩尾望都トークショー
日時:9月16日(月・祝) 14:00~15:30
場所:山梨県立文学館講堂 ※山梨県立美術館隣
定員:500名
申込方法:往復はがきで申込。
※1通につき2名まで。同一人物からの2通目以降は申込無効。
往信面にイベント名・住所・参加者全員の氏名(ふりがな)・年齢・電話番号を、返信面に応募者の郵便番号・住所・氏名を記入。応募多数の場合は抽選。
申込先:〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27山梨県立美術館「萩尾望都トークショー」係
応募締切:8月31日(土)当日消印有効
※聴講無料

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