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“旅情詩人”川瀬巴水の展覧会が香川・高松市美術館で - “日本の風景を描く”新版画の木版画が一堂に

特別展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」が、香川の高松市美術館にて、2024年1月24日(水)から3月6日(水)まで開催される。東京のSOMPO美術館などでも開催された巡回展だ。

川瀬巴水、初期〜晩年の木版画約180点を紹介

川瀬巴水 《芝増上寺》 東京二十景 大正14年(1925年) 渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水 《芝増上寺》 東京二十景 大正14年(1925年) 渡邊木版美術画舗蔵

大正時代から昭和時代にかけて、「新版画」を牽引した風景画家、川瀬巴水(かわせ はすい)。新版画とは、近代に入って江戸時代以来の浮世絵木版画が衰退するなか、その伝統を継承しつつも近代的な感覚のもとで作られた木版画だ。版元のもとで絵師、彫師、摺師が協業するという伝統的な分業体制を踏襲しつつ、高度な技術を取り入れた新版画は、国内外で人気を博すこととなった。

川瀬巴水 《西伊豆木負》 昭和12年(1937年)6月 渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水 《西伊豆木負》 昭和12年(1937年)6月 渡邊木版美術画舗蔵

川瀬巴水は、新版画を推進した版元・渡邊庄三郎(わたなべ しょうざぶろう)や職人たちとともに、風景木版画を制作。近代化が進み、日本の風景が急速に変化する時代にあって、巴水は日本の原風景を求めて全国を旅し、四季折々の風景を描いて注目を集めたのであった。

川瀬巴水 《平泉金色堂》 昭和32年(1957年) 渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水 《平泉金色堂》 昭和32年(1957年) 渡邊木版美術画舗蔵

特別展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」では、初期から晩年にいたる巴水の作品を、まとめて目にする機会の少ない連作も含めて約180点紹介。巴水を代表する連作「東京十二ヶ月」や「東京二十景」、巴水が繰り返し描いた「増上寺」を題材とした《増上寺之雪》、そして絶筆となった《平泉金色堂》など、「旅情詩人」とも呼ばれた巴水の作品の数々を目にすることができる。

展覧会概要

高松市美術館開館35周年記念 特別展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」
会期:2024年1月24日(水)〜3月6日(水)
会場:高松市美術館 2階展示室、1階常設展示室1
住所:香川県高松市紺屋町10-4
開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は19:00まで)
※入室はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(2月12日(月・振)は開館)、2月13日(火)
観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※前売券は、高松市美術館1階受付ほかにて1月23日(火)まで販売
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は入場無料

【問い合わせ先】
高松市美術館
TEL:087-823-1711

Photos(5枚)

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