バーバリープローサム 2014年春夏ウィメンズコレクション - 軽やかな素材で女性らしい繊細さを表現

ロンドン・ファッション・ウィーク期間中の2013年9月16日、バーバリープローサム(BURBERRY PRORSUM) 2014年秋冬コレクションが発表された。会場には、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズやモデルのアレクサ・チャンをはじめとする、多彩な顔ぶれが駆けつけた。

今シーズンのテーマは「English Rose」。「ジェントル、テンダー、ロマンティック、ソフト」をキーワードに、フェミニンなレースや、ビジューの組み合わせで花柄を表現した。

カラーパレットは、春の訪れを感じさせるようなピンク、ラベンダー、ミント、ペール・イエローなどの明るいパステルカラーが中心。そこへ、くっきりと映えるビビッドなカラーをポイント使いすることで、モダンなエッセンスを取り込んだ。丸みを帯びたシルエットのオーバーサイズアウターは、ショーを象徴するかのような、柔らかな雰囲気に仕上げられている。

テーマとリンクしたバッグは、名付けて「バーバリー・ペタル(=花弁、花びら) 」。ラバーやファーを使用したモチーフに加え、鮮やかでフェミニンなカラーや、ソフトな素材により、コーディネートにさらなる表情をプラス。片手で上からつかむような持ち方も、参考にしたい。

透け感のある素材使いも印象深い。イギリス国内の工場で製作されたというビクトリアン調のイングリッシュ・レースのアイテムだけでなく、ふわりと軽やかなオーガンジーのシャツやスカート、ビジューをあしらったビニールのジャケットまで、見た目にも涼しい素材が、あらゆるところに顔を出す。「自立した強い女性像」が広がりつつある時代の流れの中で、改めて、女性ならではの繊細さ、可憐さというものを浮き彫りにした。

今回のショーでは、アップル社とのコラボレーションにより、発売前のiPhone5sを撮影に使用。写真・動画がバーバリーの公式サイト(www.burberry.com)およびソーシャルサイトで配信される。さらに公式サイトでは、ランウェイアイテムの期間限定コマース「Runway Made to Order」を2013年9月30日まで開設。ここでは、購入したアイテムに名前またはイニシャルを付けられる、パーソナライゼーション・サービスも実施される。