企画展「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」が、愛知の碧南市藤井達吉現代美術館にて、2024年5月25日(土)から7月7日(日)まで開催される。東京ステーションギャラリーなどでも開催された巡回展だ。
春陽会(しゅんようかい)は、大正11年(1922年)に結成され、現在もなお活動を続ける洋画団体だ。創設メンバーに岸田劉生、萬鐵五郎、梅原龍三郎といった気鋭の画家が名を連ねた春陽会は、それぞれの個性を尊重する「各人主義」のもと、油彩画ばかりでなく、版画、素描、水墨画など幅広いジャンルの作品が出品され、著名な画家が数多く参加することになった。
初期の春陽会は、フランスを中心とする同時代の西洋絵画の芸術性を取り込みつつ、日本の風土や伝統に根差した「日本的な絵画、東洋的な絵画」を生みだした。第二次世界大戦後には、フランスから帰国した岡鹿之助や中川一政が活躍し、次世代の育成にも注力している。
企画展「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」は、創設以来の姿勢である「各人主義」に着目しつつ、春陽会の展開を紹介する展覧会。岸田劉生《童女図(麗子立像)》、萬鐵五郎《羅布かづく人》、岡鹿之助《窓》、中川一政《向日葵》など、創設から1950年代頃までに活躍した画家の作品約140点を展示する。
企画展「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」
会期:2024年5月25日(土)~7月7日(日) 会期中に一部作品の展示替えあり
[前期 5月25日(土)~6月16日(日) / 後期 6月18日(火)~7月7日(日)]
会場:碧南市藤井達吉現代美術館
住所:愛知県碧南市音羽町1-1
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 600円(480円)、中学生以下 無料
※( )は20名以上の団体料金
※市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上、各種障がい者手帳の所持者および付添者1名は無料(受付にて証明書を要提示)
【問い合わせ先】
碧南市藤井達吉現代美術館
TEL:0566-48-6602