展覧会「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」が、東京オペラシティアートギャラリーにて、2024年1月17日(水)から3月24日(日)まで開催される。広島市現代美術館などでも開催される巡回展だ。

ガラス、写真、絵画の関係性

「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」は、スウェーデンを拠点に活動するガラス作家・山野アンダーソン陽子が手がけたガラスの器、それを画家が描いた静物画、そして写真家の三部正博が画家のアトリエで撮り下ろした写真などを紹介する展覧会だ。

本展のもととなったのが、山野のガラス作品を絵画にするアートプロジェクト「Glass Tableware in Still Life (静物画のなかのガラス食器)」である──画家が描いてみたいガラス食器を言葉で伝え、山野がガラス食器を制作し、画家はできあがったガラス食器を見ながら絵を描く。そして、写真家の三部正博が画家のアトリエで写真を撮り、デザイナーの須山悠里が本をデザインする、というものだ。

本展では、宙吹きならではのわずかな歪みを持った山野のガラス食器、伊庭靖子や木村彩子などの絵画、そして三部によるモノクローム写真を軸に展示。画家と山野のあいだの対話に着目し、そこで交わされたやり取りやストーリーとともに、ガラス、写真、絵画の関係性を紹介してゆく。

展覧会概要

展覧会「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」
会期：2024年1月17日(水)〜3月24日(日)
会場：東京オペラシティ アートギャラリー ギャラリー1・2
住所：東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間：11:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日：月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月11日(日・全館休館日)
入場料：一般 1,400(1200円)、高校・大学生 800円(600円)、中学生以下 無料
※( )内は各種割引料金
※障害者手帳の所持者および付添者1名は無料
※同時開催の「収蔵品展078 静物画の世界」および「project N 93 宮林妃奈子」の入場料を含む

■参加作家
山野アンダーソン陽子、三部正博、センナイ・ベルへ、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、ニクラス・ホルムグレン、CM・ルンドベリ、マリーア・ノルディン、レベッカ・トレンス、石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、田幡浩一、八重樫ゆい ほか

【問い合わせ先】
TEL：050-5541-8600 (ハローダイヤル)