堀切菖蒲園は、東京都葛飾区の綾瀬川沿いにある区立公園。堀切は江戸時代から菖蒲の名所として有名で、歌川広重や鈴木春信、歌川豊国、小林清親などの多くの浮世絵師たちが絵の題材とした。堀切にいくつかあった菖蒲園のうち堀切園を、東京都が1959年に購入して公開したが、1975年からは葛飾区が管理している。
約7,700平方メートルの敷地に、200種のハナショウブが6,000株植えられており、希少種も多い。毎年見頃を迎える6月には、周辺地域も一体となって「葛飾菖蒲まつり」が開かれる。その他の時期にも、園内に整備された日本庭園で、四季折々の花を楽しむことができる。
※バリアフリー化などの園内改良工事のため、2018年3月頃まで休園中。