小石川植物園は東京大学の附属施設にあたる公園。正式には東京大学大学院理学系研究科附属植物園という。1684年に5代将軍徳川綱吉が作った「小石川御薬園」が、1877年の東京大学開設を機に、理学部附属施設として植物学の研究や教育をするための教育実習施設となり、一般に公開された。栃木県日光市に分園がある。

台地や傾斜地、湿地、池などの多様な地形を活かして、様々な生態を持つ多くの種類の植物が配置されており、植物学研究の重要な拠点として現在も機能している。イロハモミジの並木やソメイヨシノ林などもあり、市民に親しまれている。2012年に国の史跡及び名勝に指定された。