スリラー映画『アマチュア』ラミ・マレック主演、“知識”で犯人を追い詰める素人スパイの復讐劇
…ンスフォーマー/最後の騎士王』も手掛けたケン・ノーラン、ゲイリー・スピネッリが手掛ける。なお、主演のラミ…
ケン・ノーランは、俳優を目指してロサンゼルスへ出た後、独学で脚本家になった。オレゴン大学で英文学を学び、制作会社のアシスタントとして働きながら、シド・フィールドの脚本術の教本に取り組む。8本目の脚本が初めて売れたものの、その後も映画化にはなかなか結びつかなかった。
初めてスクリーンに届いたのが、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』(2001年)。1993年にソマリアのモガディシュで起きた戦闘を描くマーク・ボーデンのノンフィクションに惚れ込み、自ら脚色を売り込んだ。何度も書き直した末に一度は降板を告げられたが、撮影直前に呼び戻され、モロッコの現場で翌日の撮影分を書き直している。完成作では、単独で脚本にクレジットされた。
同作では、当初考えていた主人公のいない群像劇から、実在の若い軍曹マット・エヴァーズマンの視点を中心にした物語へと変更。登場人物の多い実話を、観客が兵士たちに心を寄せられる形に組み立てた。スコットとの制作を通じ、主題を直接説明しすぎず、控えめに伝える書き方も学んでいる。
CIAを題材にしたロバート・リテルの小説をミニシリーズにした「The Company」(ザ・カンパニー)(2007年)では、全米脚本家組合賞のテレビ部門・長尺脚色賞を受賞。『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017年)では、消防隊員19人が犠牲になった山火事を扱う雑誌記事をもとに、エリック・ウォーレン・シンガーと共同で脚本を手掛けた。
実話の映画化に加え、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017年)では共同で脚本と原案を担当。リテルの小説を原作とする『アマチュア』(2025年)にも共同脚本で参加している。小説家としては、2015年に「The Spawn」(ザ・スポーン)を発表した。