アヌーク・エーメAnouk Aimee

フランス/パリ出身 1932年4月27日生まれ 2024年6月18日没

出演映画Movie Credits

アヌーク・エーメについてAbout Anouk Aimee

14歳で映画デビュー、役名から生まれたアヌークの名

アヌーク・エーメは、1932年、パリ生まれ。両親ともに俳優で、14歳のとき、母と食事をしていた中華料理店でアンリ・カレフ監督に見出された。『La Maison sous la mer』(「海の下の家」の意)(1947年)で映画デビューし、役名の「アヌーク」を芸名に採用。詩人・脚本家ジャック・プレヴェールの提案で、フランス語で「愛された」を意味する「エーメ」を加えた。

フェリーニ作品とジャック・ドゥミの『ローラ』

フェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』(1960年)では、退屈を抱える富豪の令嬢マッダレーナを演じた。『8 1/2』(1963年)でも再び組み、マルチェロ・マストロヤンニ演じる映画監督の妻ルイザに。フェリーニとの作品を通して、俳優という職業に本気で向き合うようになったという。

ジャック・ドゥミ監督のデビュー作『ローラ』(1961年)では、港町ナントのキャバレーで踊り、昔の恋人を待ち続ける主人公を演じた。ドゥミがアメリカで撮った『モデル・ショップ』(1969年)にも、同じローラ役で出演している。

『男と女』で国際的な注目を集める

国際的な代表作となったのが、クロード・ルルーシュ監督の『男と女』(1966年)。夫を亡くした撮影記録係のアンヌに扮し、ジャン=ルイ・トランティニャン演じるレーサーとの恋を演じた。ゴールデングローブ賞主演女優賞と英国アカデミー賞外国女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされている。

映画への復帰と、舞台『Love Letters』

1970年に俳優アルバート・フィニーと結婚してロンドンに移り、約7年間映画から離れた。復帰後はマルコ・ベロッキオ監督の『Le Saut dans le vide』(「虚空への跳躍」の意)(1980年)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。舞台では1990年から2014年にわたり、往復書簡で物語が進む二人芝居『Love Letters』(ラブ・レターズ)に出演した。相手役にはトランティニャンやジェラール・ドパルデューらを迎えている。

ルルーシュと50年以上、アンヌを演じ続けて

ルルーシュとは『男と女』から50年以上にわたりタッグを組んだ。1986年の『Un homme et une femme: Vingt ans déjà』(「男と女、あれからもう20年」の意)、2019年の『Les Plus Belles Années d'une vie』(「人生で最も美しい年月」の意)でもアンヌを演じ、後者が最後の映画出演となった。2024年6月18日、パリで92歳で死去。

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