園子温Sion Sono

日本/愛知出身 1961年12月18日生まれ

映画作品・クレジットMovie Credits

園子温についてAbout Sion Sono

詩人から映画監督へ、街頭では「東京ガガガ」を主宰

1961年、愛知県豊川市生まれ。17歳で詩人としてデビューし、「ユリイカ」「現代詩手帖」に詩を発表した。大学時代には漫画家を目指したが、本や映画に数多く触れるうちに8ミリ映画を撮り始める。『俺は園子温だ!』がぴあフィルムフェスティバルに入選し、1987年には『男の花道』でグランプリを受賞。同映画祭のスカラシップで初の長編16ミリ作品『自転車吐息』を制作し、ベルリン国際映画祭に招待された。

1990年代には街頭詩パフォーマンス集団「東京ガガガ」を主宰。渋谷などの繁華街で、大量の詩の垂れ幕やインスタレーションを使った集団表現に取り組んだ。映画制作でも、根底にあるのは映画で詩を表現したいという思い。詩は活動の始まりであると同時に、その後の作品づくりでも欠かせないものになっている。

『自殺サークル』でブレイク、『愛のむきだし』で海外映画祭へ

連鎖する集団自殺を追うホラー『自殺サークル』(2002年)でブレイク。海外でもカルト的な支持を集め、自ら小説版も執筆した。上映時間約4時間の『愛のむきだし』は、2008年の東京フィルメックスで観客賞にあたるアニエスベー・アワードを受賞。翌年のベルリン国際映画祭ではカリガリ賞と国際映画批評家連盟賞を獲得した。家族や暴力を描く作品を重ね、『冷たい熱帯魚』はヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門に出品されている。

『ヒミズ』『新宿スワン』など漫画原作にも広がる活動

古谷実の漫画を映画化した『ヒミズ』では、主演の染谷将太と二階堂ふみがヴェネツィア国際映画祭の新人俳優賞を受賞。2012年には、原発事故によって分断される家族を描いた『希望の国』も発表した。漫画原作の企画にも活動を広げ、綾野剛主演の『新宿スワン』は自身最大のヒットに。2015年には同作を含め、4本の監督作が公開された。

自主製作の『ひそひそ星』から英語圏の映画まで

数多くの商業映画を手掛ける中、自主製作の『ひそひそ星』では25年前に書いた脚本を映画化。編集とダビングに1年をかけ、思い残すことがないように仕上げた。2021年にはニコラス・ケイジ主演の『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』で英語圏の映画に進出。同年、51人の無名の俳優が参加したワークショップから生まれた『エッシャー通りの赤いポスト』も公開された。

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