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それまでは高校、専門学校と進学して、本業=学生生活があるから、ある種気楽に俳優の仕事ができていた。しかし、専門学校を卒業して“学生”という肩書きがなくなってしまうと、地に足がついていないふわふわとした状態になってしまって。それまでは気が付いていなかったのですが、学生であることが社会と自分を繋ぎ合わせてくれていたんですよね。

当時は、1ヶ月、2か月仕事がないのはザラで。僕はTシャツに短パンみたいな恰好で過ごしているのに、スーツ姿で就職の話をする友人に会ってしまうと、「自分って何だろう?今の状態って何だろう?」って、社会とのつながりが何かわからなくなっていまし

ちゃんと普通の生活を送ることが、仕事に対する自信につながる

柄本佑 インタビュー|写真3

Q.そのモヤモヤはどうやって打破しましたか。

きちんと生活をすること。ちょうどその時期、一人暮らしを始めたのですが、万年床にしないこと、台所に食器をためないこと、掃除をちゃんとすること、そういうパーソナルなことから社会との接点を探っていきました。

当時何か明確な思いがあってやっていたわけではないのですが、これは僕にとって大きい経験でした。

実はヒントになったのは、高校生の頃、母から言われた言葉で。俳優の仕事が楽しくて、学校生活をおざなりにしていたときに、「あんた役者じゃないからね、高校生なんだからね。高校生活をちゃんと過ごすことで、役の引き出しみたいのも増えていくんだよ。」と言われて。

やはり生活のベースがしっかりしてないと、仕事はできない。僕の場合は、台所に洗い物を溜めないこと、毎朝ベッドメイキングすること、そして掃除洗濯をきちんとすること、こういう普通の生活を送ることが、僕が生きている場所はここだっていう安心感、そして仕事に対する自信に繋がっているように感じます。

映画『真夜中乙女戦争』作品情報

映画『真夜中乙女戦争』作品情報

映画『真夜中乙女戦争』
公開日:2022年1月21日(金)
出演:永瀬 廉(King & Prince)、池田エライザ、柄本佑、篠原悠伸、安藤彰則、山口まゆ、佐野晶哉(A ぇ! group/関西ジャニーズJr.)、成河/渡辺真起子
原作:F「真夜中乙女戦争」(角川文庫刊)
脚本・監督:二宮健
配給:KADOKAWA
©2022『真夜中乙女戦争』製作委員会

■映画『真夜中乙女戦争』あらすじ
4月。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”(永瀬廉)。友達はいない。恋人もいない。大学の講義は恐ろしく退屈で、やりたいこともなりたいものもなく鬱屈とした日々の中、深夜のバイトの帰りにいつも東京タワーを眺めていた。

そんな無気力なある日、「かくれんぼ同好会」で出会った凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)と、突如として現れた謎の男“黒服”(柄本佑)の存在によって、“私”の日常は一変。

カリスマ的魅力を持つ“黒服”に導かれささやかな悪戯を仕掛けたり、“先輩”とも距離が近づき、思いがけず静かに煌めきだす“私”の日常。しかし、次第に“黒服”と孤独な同志たちの言動は激しさを増していき、“私”と“先輩”を巻き込んだ、壮大な破壊計画“真夜中乙女戦争”が秘密裏に動きだす…。12月25日未明-痛々しくも眩しい物語は、予測不可能なラストへと加速していく。

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柄本佑 インタビュー|写真1 柄本佑 インタビュー|写真2 柄本佑 インタビュー|写真3 柄本佑 インタビュー|写真4

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