展覧会「TOPコレクション 明日の食卓」東京都写真美術館で、"食"を問う写真・映像展
東京都写真美術館では、展覧会「TOP コレクション 明日の食卓」を、2026年7月2日(木)から9月21日(月・祝)まで開催する。
「食べること」「共に生きること」を見つめる写真・映像展
シングルチャンネル・ヴィデオ(223点のスライド) 作家蔵
「TOP コレクション 明日の食卓」展は、「食」をテーマにした写真・映像作品を紹介する展覧会。約70点の作品を4章構成で展示し、日々の食事や食卓の風景を切り口に、「食べること」や「共に生きること」を見つめ直す。
食卓の記憶と人のつながり
ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
たとえば、家族との食事や日常の食卓風景に着目した第1室「あのとき、あの食卓で」では、島尾伸三や潮田登久子、川内倫子らの作品を公開。食べかけの皿や家庭の冷蔵庫など、何気ない暮らしの風景を捉えた写真から、食にまつわる記憶や人とのつながりを映し出す。
土地に息づく“食”の風景を捉えた作品
発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
©NARAHARA IKKO ARCHIVES
第2室「食と地域のあいだに」のテーマは、土地と”食”との結びつき。魚をとるために海へ船を出し、豊作を祈って神社へ作物を奉納する——そうした食と土地が密接に結びついた営みは、都市化が進む現代では意識する機会も少なくなりつつある。奈良原一高や山田實、竹谷出、宮本隆司ら4名の作品から、それぞれの土地に息づく食の風景をたどる。
自然環境と人々の暮らしの変化
インクジェット・プリント 東京都写真美術館蔵
第3室「環境のなかで」は、人間の営みと自然環境との関わりに目を向ける。米の価格高騰や住宅地への野生動物の出没など、“食”や暮らしをめぐる問題が身近なものとして実感される機会も増えた。宮崎学による野生動物の写真や、土田ヒロミが記録した福島の風景など、環境の変化と人々の生活との関係を捉えた作品が並ぶ。
高齢化や孤食を背景にしたパフォーマンス作品
シングルチャンネル・ヴィデオ 個人蔵
©ART MAMA FOUNDATION
高齢化や孤食、一人暮らしの増加など、食を取り巻く環境が変化する現代。地域の高齢者たちが食卓を囲み、共に食事を楽しむ様子を記録した折元立身のパフォーマンス作品シリーズ「おばあさんのランチ」は、誰かと食事を共にすることの意味や、人とのつながりについて問いかける。
また、会期中には料理研究家・土井善晴のトークイベントや、出品作家・川内倫子と作家・歌人のくどうれいんによる対談も行われる。
【詳細】
「TOP コレクション 明日の食卓」展
会期:2026年7月2日(木)~9月21日(月・祝)
会場:東京都写真美術館 3階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00
※木・金曜日は20:00まで開館
※8月6日(木)~8月28日(金)の木・金曜日は21:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日は休館)
観覧料:一般 700円(560円)、学生 560円(440円)、高校生・65歳以上 350円(280円)
※( )内は有料入場者20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳所持者とその介護者(2名まで)、TOPMUSEUM PASSPORT 2026提示者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料
※8月6日(木)~8月28日(金)の木・金曜日17:00~21:00は夜間特別開館割引を実施。学生・高校生無料、一般・65歳以上は団体料金
※学生証、年齢を確認できるものの提示が必要
■出品作家
島尾伸三、野口里佳、潮田登久子、原美樹子、川内倫子、奈良原一高、山田實、竹谷出、宮本隆司、宮崎学、土田ヒロミ、楢橋朝子、岩井優、折元立身
■土井善晴×高橋朗 トークイベント
日時:8月20日(木) 18:30~20:00
登壇者:土井善晴、高橋朗
参加費:無料
※事前申込制、抽選
■川内倫子×くどうれいん トークイベント
日時:9月13日(日) 14:00~15:30
登壇者:川内倫子、くどうれいん
参加費:無料
※事前申込制、抽選
【問い合わせ先】
東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099
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