ダイリク 2026-27年秋冬コレクション - 映画『シャイニング』の”覗く”シーンを着想源に
ダイリク(DAIRIKU)の2026-27年秋冬メンズコレクションを紹介。
映画『シャイニング』と『さらば冬のかもめ』が着想源
2026年秋冬シーズンのテーマは「Odd Hotel」。ジャック・ニコルソンが主演の映画『シャイニング』と『さらば冬のかもめ』から着想を得たコレクションだ。
雪に閉ざされたホテルで狂気が広がる『シャイニング』の不穏なムードと、海軍の水兵たちの旅を描く『さらば冬のかもめ』の世界観を融合。劇中で登場人物が着用するマウンテンコートやパジャマ、ピーコートやセーラーパンツをベースに、映画のムードを日常着へと落とし込んでいる。
赤いマウンテンジャケット
『シャイニング』の劇中で登場人物のウェンディが着用していた赤いマウンテンジャケットは、デザイナーの岡本大陸にとって特に印象的な存在だったという。デザイナー自身が高校生の頃に大阪・アメリカ村で初めて購入した古着も赤いマウンテンジャケットだったことから、その記憶を重ね合わせるように、今季を象徴する1着として制作された。
シルクナイロン素材のマウンテンジャケットに、レザーのウエスタンヨークを配してアレンジ。アウトドアウェアらしい表情を残しながらも、シルクならではの上品な光沢感を備えている。フードの裏地には、チェック柄の起毛カシミヤウールを採用し、温かみのあるアクセントを添えた。
”覗く”シーンを思わせるディテール
コレクションの核となったのは、『シャイニング』の中でも特に有名な、主人公ジャックがドアを斧で破り、顔を覗かせるシーン。そこから着想を得て、”服の構造を覗かせる”ようなデザインを随所に取り入れた。
たとえばロングコートでは、カットオフした袖口からガウンの袖が現れ、ラペルからはチェック柄の生地が覗く仕様に。映画の印象的なシーンを思わせる、不穏さと遊び心を兼ね備えたディテールが光る。
海軍の制服をベースに
『さらば冬のかもめ』に登場するアメリカ海軍のマリンスタイルも着想源のひとつ。セーラーハットを合わせたルックをはじめ、ショート丈のピーコートやワイドシルエットのセーラーパンツが登場した。
ダメージデニムのセーラーパンツ
セーラーパンツには、ダイリクが得意とするヴィンテージ加工のデニムを採用。刺し子を思わせる細かなステッチワークを全面に施すことで、豊かな凹凸感と奥行きを表現した。さらに、擦れやダメージ、リペア跡のディテールを加え、唯一無二の存在感を放つ1本に仕上げている。
大きな船や碇、かもめをプリント
2025年秋冬コレクションでも登場した薄手で透け感のあるタトゥープリントニットソーは、今回は大きな船や碇、かもめなど、海にまつわるモチーフを大胆にプリント。『さらば冬のかもめ』を思わせるマリンテイストを反映するとともに、過去のコレクションとのつながりも感じさせるアイテムとなっている。
”切り抜き”レザートートバッグ
缶を挟み込めるユニークなレザートートバッグも登場。映画『シャイニング』の中で、ホテルの食料置場に大量の段ボールや飲料が積み上げられているシーンから着想を得た。飲料缶を束ねる際に使用される“パックリング”をモチーフに、バッグ側面のレザーを大胆に円形カット。規則的に並ぶサークル状のデザインが、どこか緊張感のあるな空気を漂わせている。映画のワンシーンを、ひねりの効いたデザインとして日常使いのバッグへと落とし込んだ。
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