ピーターラビット2/バーナバスの誘惑
2021年
監督:ウィル・グラック
家事と育児、セラピストの仕事に追われるリンダは、原因不明の病を抱える幼い娘の世話に追い詰められていた。顧客の患者への対応、娘の担当医からの叱責、出張中の口うるさい夫からの電話——休まる暇もない日々の中、自宅アパートの天井が突然崩落し、娘とともに海辺の格安モーテルへ移り住むことに。誰にも頼れない孤独のなかで限界を迎えた彼女は、思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく——。
A24が現代社会の"ワンオペレーション"問題に切り込む、スリラー、心理ドラマ、ダークコメディが融合した作品。家事、育児、仕事を1人で抱え込む主人公リンダの視点から、日常とアイデンティティーが崩れていく過程を描く。メアリー・ブロンスタインが自身の実体験をもとに監督・脚本を手がけ、没入感の強い演出と不条理さを帯びた映像表現で、恐怖と笑いが表裏一体となった極限の心情へ観る者を引き込む。