けものがいる
2025年
監督・脚本:ベルトラン・ボネロ
1983年、パリ。ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるか。巨大プロジェクトの渦中で、1人の建築家が下す“ある決断”が描かれる。
パリの新たなシンボル“新凱旋門(グランダルシュ)”建設の舞台裏を、建築史に刻まれた実話をもとに描くヒューマンドラマ。無名の建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセンが国家的プロジェクトに抜擢され、理想の設計を貫こうとするなかで、予算や工期、政治的圧力に翻弄されていく。クレス・バング、スワン・アルロー、グザヴィエ・ドランがぶつかり合い、創造と権力、理想と現実のせめぎ合いを緊張感たっぷりに映し出す。